蛭子能収(えびすよしかず)の大穴競艇:プレイステーション
マンガ家というより、もはやタレントとして有名な蛭子能収さん。そんな彼が監修する競艇ゲーム『蛭子能収の大穴競艇』。せっかくのタレントゲームなのに、蛭子さんの姿がほぼ見当たらない!蛭子さんは一体何処に?
蛭子さんと競艇
競艇といえば、日本で認められている公営ギャンブルのひとつであり、所謂ボートレースの着順を予想するギャンブルです。蛭子さんが3度の飯より競艇が好きな事は、あまり知られてないようですが、趣味極まってゲームを発売してしまうぐらいですからその熱は相当なものでしょう。
賭博麻雀で捕まってみたり、ローカル路線バス乗り継ぎの旅でプチブレイクしてみたり、遠くから見てる分には愉快な人、としてお茶の間を沸かせる蛭子能収氏と競艇の組み合わせ。一見、食い合わせは良さそうな感じがするのですが・・?
選べる3つのゲームモード
競艇場や選手のデータベースが閲覧できる「データベース」を始め、自分が選手となってボートレースに参戦する「レースモード」では、プロフィールを自分で設定し、全国の競艇場で賞金を稼ぎ歩いたりの競艇ライフを楽しめます。(ちなみに、プロフィールのデフォルトは蛭子能収である)蛭子さんを操って1着を目指す。
モーターを抽選でモーターGET、ペラを選んだら、水上にGO!
青々と広がるプールに波は立っていません。
ああ、自分のボートがまるで青いコンクリートを疾走しているようではないですか。
競艇onコンクリート。蛭子さんにとって、波の要素なんぞはどうでもいいものだったのでしょう。
ボートを手足のように操って、上位入賞を目指せ!コンクリートの上で!
ついでに、コーナーにある赤白風船にぶつかっても、ゴリゴリという接触音だけ(こっちもコンクリート製か?)で、転覆とかは絶対しない仕様となっております。
転覆は下手すると命に関わる危険な要素です。
愛と平和とギャンブルを愛する蛭子さんが、安心で楽しい競艇ゲームを作る上で、転覆は不要と判断したのでしょう。
当然敵ボートに接触しても転覆は起こりません。
が、それ以前に、接触すらおこらず、2つのボートが同化してしまっているのは、蛭子さんに深い考えがあってのことでしょうか。(答え:手抜き)
モーターも抽選なとこが地味に本格的。性能差が感じられませんが‥。
もうひとつのメインモード、身も蓋もないネーミングの「ギャンブルモード」では、実際に投票券を買って配当を稼ぐことができます。
一応、「全国モーターボート競走会連合会」公認ということで、出場する400名近くの選手は実名です。
少なすぎる蛭子さんの出番
ここまで、駆け足で本作を紹介してきましたが、全編を通して蛭子さんの出番が少な過ぎ!・レースモードのデフォルト登録名が蛭子能収。
・競艇場の開設を蛭子さんがしてくれること(ボイスはない)
・タイトル画面で蛭子さんが親指をたてている。
というぐらいしか、蛭子さん要素はなく、蛭子さん目当てでこのゲームを手に取った人(いるのか?)にはあまりにもな仕打ちじゃないですか!
宮島について解説してくれる蛭子さん。
結局、400人近い選手のデータベースぐらいしか誉められた点がないのは頂けません。(しかも今となっては古いし‥)
腐ってもタレントゲーなら藤岡弘さんを見習ってほしかったところです。
いかに競艇好きの蛭子さんといえど、このゲーム自体が大穴だったことは予想できなかったんだなぁ。
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