友情破壊と書いて”テトリス”と読む。『テトリス武闘外伝(バトルガイデン)』
テトリス武闘外伝(バトルガイデン):スーパーファミコン
今や知らない人がいないんじゃないかと言うぐらいの知名度を誇るテトリス。その中でも異質の超対戦特化型テトリス、それが『テトリス武闘外伝』です。武闘外伝と書いてバトルガイデンと読ますそのスピリッツは、ブロック(テトリミノ)だけではなく、友情さえも消し去ってしまう程の破壊力を秘めています。各キャラが持つお邪魔技で友情ごと相手を粉砕しろ!
テトリスは元々、知育ゲームだが‥
テトリスは、1984年ソビエトの科学者が開発し、今に至るまで多くの人に愛されるゲームです。元は、知育目的として開発されたとか。僕自信もテトリス好きの一人ですが、数あるテトリスの中でもお気に入りのひとつが、かつて、スーパーファミコンで発売された『テトリス武闘外伝』です。このゲームの特徴はなんといっても対戦特化型だということに尽きます。一般的なテトリスのイメージは、決められたフィールドが一杯になるまで、延々とブロック(テトリミノ)を積み続けるゲームだと思います。
このテトリス武道伝では、基本的に一人用のモード、所謂マラソンがありません。選択出来るモードは、 「ひとりでバトル」「ふたりでバトル」のみ。このゲームの"バトル"に懸ける意気込みを分かっていただけますでしょうか?
バトル!バトル!バトル!
テトリスと名の付いた友情破壊ゲーム
この作品は、超対戦特化型テトリスであると同時に、超友情破壊型テトリスでもあります。知育のために開発されたコンテンツが闘いを誘発してツールになってしまうとは、なんたる皮肉。その最たる所以はやはり、各キャラクター毎に実装された"お邪魔攻撃"でしょう。
『ぷよぷよテトリス』等、キャラクターを選択出来るテトリスはありますが、キャラ毎に個性を持たせたテトリスはこれが唯一無二ではないでしょうか。
対戦中落下してくるクリスタルブロックを含むブロックを消すことにより、必殺技ゲージを貯めていきます。ゲージは4段階あり、各キャラはその貯まり具合で4種類の必殺技を繰り出すことが出来ます。(発動時のゲージ量で技の種類が決まる)
見た目は、かわいい系で見ていてほのぼのするキャラ達ですが、持っている技はそれぞれ凶悪です。
相手のブロック落下スピードを最低に固定したり、相手フィールドと自フィールドを入れ替えたり、相手のブロックを直接操作したり、
執拗な攻撃を重ねて、友情を破壊するのがこのゲームにおけるジャスティス。相手が泣こうが喚こうが、攻撃の手を緩めてはいけません。
対戦を重ねるに連れ、コントローラーを叩き落としたり、脇腹に手刀を入れてみたり、というお邪魔技を相手が駆使してきたりもしますが、めげずにいきましょう。現実にまで影響を与えるゲーム・・VR(バーチャルリアリティー)の先駆けですね。
キャラデザインは、かわいらしいが‥
とにかく対戦してみよう
とにかく対戦が熱いゲーム。友達通しで盛り上がること間違いなし!テトリス好きの方には、この熱さを味わって頂きたい。一部のキャラの凶悪なお邪魔技を除けば、お互い苦笑い程度で済むはず。とにかく熱く、無慈悲なテトリス。それが『テトリス武闘外伝』です。リアルなお邪魔技は程々にね。↓レトロゲームランキング参加中!クリックしていただけると励みになります。
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