ひろしとピョン吉が織りなす根性という名のイカサマ麻雀『ど根性ガエル THE 麻雀』

SIMPLEキャラクター2000シリーズ vol.06ど根性ガエル THE麻雀

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平面ガエルのピョン吉さまがどっこい生きてるのはシャツの中と相場が決まっているのですが、まさかSIMPLEシリーズの中にも生きていたとは…しかも題材は麻雀。麻雀好きかつ、ど根性ガエルが好きな人には至高のゲームとなり得るSIMPLEキャラクターシリーズ特有のニッチ狙いが光る微妙なチョイス

ど根性リーチって?


ゲームとしては、巷に溢れる普通の麻雀ゲームとたいして変わらず、特に変わった様子もないのですが、本作オリジナルの要素として、”ど根性リーチ”なる余計な要素が備わっています。
リーチをかけるタイミングで、"ど根性リーチ”を発動!
すると、次の順には、必ず当たり牌を引けるというアカギも真っ青な超必殺技。
要するに、ど根性で一発ツモを持ってきているわけですが、根性というよりは、イカサマというのではありませんか?
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リーチ一発ツモ強制発動!イカサマ?

また、牌を切る際3回に1回ぐらいピョン吉がオススメ捨て牌を教えてくれるのですが、これがまたビミョウ。基本的に理に敵った捨て牌を提示してくれるうのですが、時々首を傾げたくなるような指示が…。
捨て牌指示が適当な理由として、ピョン吉は麻雀は知っているが、「位置の関係で卓が見えづらい」だの、「勘で捨て牌を教えてやる」といった理由がストーリー上で語られているので、納得できます。

…とでも言うと思ったか開発!
せめてオプションで捨て牌指示ON/OFFぐらいさせんかい!

SIMPLEシリーズには珍しいボイス付き

SIMPLEキャラクターシリーズになお連ねている以上、本作は紛れもないキャラゲーな訳ですが、ほとんどのSIMPLEキャラクターシリーズは、キャラゲーでありながらキャラボイスがなかったりして、我々ファンをがっかりさせる事がしばしばありましたが、

本作『ど根性ガエル THE 麻雀』はボイス付き!ひろしとピョン吉だけですが、ストーリーや対局中すべてのセリフにボイスがついているのは素直に嬉しい要素と言えるでしょう。
ただ、ストーリーが、梅さんが開いた麻雀大会で、「寿司食い放題」をかけて勝ち抜いていくという、あってないようなストーリーなのが残念。
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麻雀大会である必要まったくなし!

普通の麻雀ゲームとしてそこそこ遊べる

細かいルールの設定やフリー対局モードも備わっていて、麻雀ゲームとしては、普通に遊べる出来になっています。
変な牌の偏りもないようだし。
ただやっぱり、ど根性ガエルで麻雀をする意味が見いだせないので、わざわざ本作をやらなくてもいいんだよなぁ。
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