『超兄貴 究極銀河無敵最強男』君は知っているか!?バカを極めた究極シューティングゲームを!
超兄貴 究極銀河最強男 :プレイステーション
PCエンジンから端を発した超兄貴シリーズ、ヤバげなタイトルからは想像がつきませんが、一応シューティングゲームです。そこはかとないカルト臭が漏れ出ているのを抑えきれませんが、この突き抜けたヤバさがウケたのかシリーズは続き、ついに実写化の運びとなりました。なってしまいました。
元々、意図したバカ要素を売りにした本シリーズのバカさ加減に実写の要素を加えることで、一体何が起こってしまうのか!
究極銀河無敵最強男とは一体…!?
悪ふざけここに極まる
本作を一言で表すと「悪ふざけ」という言葉がしっくりきます。長いTVゲーム史の中でもこれほどふざけた作品はちょっと思いつきません。
思いついたネタを片っ端から入れてみました。な電波なOPから始まり…
難解極まるオプション設定画面(『休憩!』という項目)
各項目が何を指しているのかお分かりだろうか?
ゲーム開始前にラスボスである銀河無敵最強男を操作する「いきなりボス登場!」演出等、
ゲームを始めるまでに休む間もなくアホが畳みかけて来ます。
何故かいきなりボスを操作する羽目に。
この時操作する銀河最強男は、ほぼ全身無敵なのですが、股間に被弾すると一発アウト。
そしてそのままエンディングへ…
銀河最強男は倒された(自滅)…。
アホすぎてゲームが始まらないんですが!
マッチョ特化型シューティングゲーム
いきなりですが、本作はシューティングゲームです。
前述のイカれたOPも相まって、タイトルを見ただけで、本作がシューティングゲームだと気づく人はごくわずかでしょう。
韋駄天と弁天の2人からプレイする自機を選べますが、
オススメはやはり、オプションがマッチョメン×2になる韋駄天です。
何を言っているか分からないかもしれませんが、
韋駄天はオプションとしてマッチョキャラであるアドンとサムソンを2人従えた状態から始まります。(弁天は天使のミカとエル)
韋駄天自身も大変なマッチョメンであられますので、自キャラはマッチョメン×3!
3人のマッチョメン(実写)が宇宙で暴れている巨大なマッチョメンを退治しに行くシューティングゲームは本作しかないでしょう。
(シューティングじゃなくてもないと思うが)
自機が自機なら敵も敵。
どこまで進んでも突き抜けたアホを誇る敵のオンパレードがプレイヤーを休ませません。
雑魚キャラからして、人間が理解可能な範囲を逸脱していますので、
まともに考えていたら脳をやられかねません。
一面からこの悪夢なような光景…。調子の悪い日はプレイを控えよう。
ボス「逞(たくま)と純也」
ボス「教師と生徒の三角形態」
これが大の大人がやることか!(褒め)
シューティングゲームとしては微妙…
アホな外観とは裏腹に難易度は高いです。
というのも自機が大きいうえに横に長くやられ判定もほぼそのままということがでかいでしょう。
弾を受けてくれるオプションが存在しますが、弾を受けると、オプションのショットがパワーダウンして、結局ジリ貧展開になるし。
実際シューティングゲームとしては、微妙な出来と言えるでしょう。
オプションには当たり判定が付いており敵に接触させることで、直接攻撃することが出来たりするので
オプションを前方に固定して玉砕覚悟で突っ込んだり、オプションを後方で温存したりと、独特な戦略要素があるのは、なかなか面白いところ。
という細かなゲーム性もどうでもよくなる突き抜けたバカがやっぱり本作一番の魅力ですけどね。
癖になるBGMも相まって、有象無象のシューティングのひとつとはなり得ない本作の放つ強烈なインパクトは、やはり実写化のたまものでしょうか。
実写が故に極限まで高まったバカさ加減。これこそが正しい実写の有効利用なのではないでしょうかね。
"ナンバーワンにならなくていい精神"を曲解して作ったら、オンリーワン(ドえらく筋肉質な)になってしまった一本、
ぜひ後世にも語り継がれていってもらいたいものです。
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