クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児:スーパーファミコン
子供に見せたくないアニメNo.1の地位を築きながら、今もなおコンテンツが続いているクレヨンしんちゃん。今や国民的キャラクターにまで成長しました。ゲーム化される機会も多く、スーパーファミコンにも、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児』として、参入を果たしています。おバカな5歳児、野原しんのすけがスーパーファミコンでどんな嵐を巻き起こすのか?
クレヨンしんちゃんのゲーム化
自由奔放に暴れまわるしんのすけが主人公だからなのかアクションゲームとしてゲーム化されることが多いクレヨンしんちゃん。
本作嵐を呼ぶ園児もご多分に漏れずアクションゲームで、4ステージに5エリアずつ、つまり全20面あり、ステージ間にミニゲームを挟む構成となっています。
アクションパートは子供向けゲームとしては、難度が高い節がありますが、体力表示がしんのすけの表情で表されていたり、倒されてもその場で消えないで画面外へ退場する敵だったり、原作の雰囲気を壊さない配慮が為されていて、子供に向けたキャラゲーとしては及第点だと思います。
しかしこのゲーム、しんのすけが一歩出ると、全てが敵です。しかもまさおくんや風間くん達までもが敵として配置されているのは、どうかと思いますが。
容赦ないマサオくん
ミニゲーム「はたあげ ゲーム」がつらい
前述の通り、原作の雰囲気が存分に堪能出来る本作、また、基本的に子供用のゲームということもあって、ミニゲームがいくつか用意されています。
このミニゲームのひとつである「はたあげ ゲーム」がとてもつらい。
ふたば幼稚園内で行われる旗揚げゲーム大会でアクション仮面の号令の下、よしなが先と旗揚げゲームで対戦するのですが、この判定が非常にシビア。
こちらが5歳児にも関わらず、よしなが先生は、かなりのガチモードで旗揚げゲームに参加しています。5歳児だからといって手を抜かない教育者としての姿勢に感服しっぱなしです。
このゲームで2本先取しないと先に進めないようになっているので、よしなが先生に勝利するまでは、延々と旗上げゲームを続けることになってしまいます。
ちなみにミニゲーム開始前に、アクション仮面から「まけてしまうと のこりの しんちゃんの かずが ひとり へるぞ」という物騒な死の宣告を受けます。
しんちゃんがひとりへる‥
ステージ2後にこのミニゲームが始まります。当時の小学生が持つ旗上げ力では、ここが突破できず、ステージ3以降が遊べるのは、中学生以上のお兄さんが来たときだけでした。よしなが先生に阻まれて実質ステージ2までしか遊べないゲームと化してしまっていたこのゲームは、我々に大人の厳しさをイヤというほど、痛感させてくれたのでした。
よくも悪くもクレヨンしんちゃん
道中民家に入ると展開されるミニコントや、要所で聞けるしんのすけボイス等、クレヨンしんちゃんを題材にしたキャラゲーとしてのツボを押さえている本作。
大人たちの妨害によって妙に難しい箇所が度々存在するのが玉にキズですが、旗上げゲームを突破出来るようになった今では、お気に入りのクレヨンしんちゃんゲームとなっています。旗上げゲームが得意な人は楽しめるでしょう。
コントはまさにクレヨンしんちゃん
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