バトルロイヤル将棋『4人将棋』
4人将棋:スーパーファミコン
4人でやるボードゲームと言えば?人生ゲーム?やっぱり麻雀?懐かしいところでチクタクバンバン?いや!4人将棋でしょうよ!え?4人将棋を知らない?そんな人の為に存在する唯一の4人将棋ゲーム『4人将棋』。さあ、スーファミ片手に4人将棋の門を叩いてみましょう。
4人将棋って聞いたことない?
あまり聞き馴染みがないかもしれない競技ですが、その歴史は1993年、当時島根県平田市の市町であった太田満保によって始まりました。文字通り4人でやる将棋です。4人将棋連盟なるものも存在する列記とした将棋なのです。
将棋のルール、最低でも駒の動きを理解していれば、すぐにでも始められます。本作スーファミソフト『4人将棋』は、この4人将棋をゲーム化した唯一の存在。初めてこの競技に触れる方の入門編として最適の一品となっております。
ゲームは下画像のような布陣から始まります。
将棋の駒の基本的な動かしかたさえ知っていれば、特に難しいことは、ありません。4人将棋ならではの、「いじめ」と呼ばれる禁じ手があったり、
ダメ!いじめ!ゼッタイ!
自分以外の2人を詰ますことで決着し、その時点で駒の数が多いほうが勝者となるのです。自分で直に積ませた相手の駒、手駒はまるまる自分の物に!自分の軍勢がモリっと増える通常の将棋とはちょっと違うその快感。1人を詰まそうにも残りの2人の侵攻にも気を使わねばならず、それを出し抜いての詰ましがこのゲームの醍醐味!
スーファミ版4人将棋
スーファミ用のゲームとして落とし込む上で、様々な工夫が見られる本作。まず、1人用で楽しむ上で対戦相手として用意されている個性的なCPUの数々、4人将棋家元として発案者の太田満保氏を始め、そうそうたる面々。老若男女、競技人口層の広さが伺えますが、イルカ、犬、猫、サル、宇宙人、ロボといった人外が約1/3を占めているのは、間口が広すぎませんかね?イルカ達と将棋に励むの図
後、ゲームならではの演出として、駒を兵士のキャラに変えることが出来ますが、どの兵士がどの駒に対応しているか把握しにくく普通に見にくいです。
4人将棋の魅力を100%伝えきれていないと思うのですが、興味を持った方が始めるのに最適なスーファミ版『4人将棋』。たまには、こういう変わったルールの将棋もよろしいのではないでしょうか。
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