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まさにニュータイプの発想。ガンダム→ 軍人 →『機動戦士ガンダム THE 軍人将棋』

SIMPLE2000キャラクターシリーズ Vol.1 機動戦士ガンダム THE 軍人将棋:プレイステーション

機動戦士ガンダム THE 軍人将棋

バンダイが発売を担当するSIMPLEキャラクターシリーズ記念すべき第一弾は、バンダイらしくガンダム!しかし、THE 軍人将棋とは‥。
一年戦争のモビルスーツがコマとして登場する軍人将棋ゲーム。ガンダムファン、軍人将棋ファン、どちらも望んでいなかったと思われるニッチな組み合わせだ。とにかくSIMPLEキャラクター2000シリーズの幕はここに挙がった。

SIMPLEキャラクター2000シリーズ第1弾

記念すべきSIMPLEキャラクター2000シリーズ第一弾である。

SIMPLEシリーズと言えば、定価1500円で販売されている『THE 麻雀』『THE五目ならべ』を指していました。1500円という低価格、身も蓋もない実直なタイトル、同シリーズは、まるで『SIMPLE』という一つのゲームジャンルかの如く、ゲームショップに鎮座し、その地位を確立していたのです。かくいう私も『THE 麻雀』を通して、麻雀のルールを覚えたSIMPLE1500プレイヤーの一人でした。

そのSIMPLEシリーズ市場に、新たな風が!
今までのSIMPLEシリーズコンセプトを素材とし、人気キャラクターというスパイスを加えて(おまけに定価も500円上乗せ)、新しい楽しさをゲーマー達にお届け!
それがSIMPLEキャラクター2000シリーズです。(たぶん)

しかし、いざ第一弾として、ショップ(わんぱくこぞう)の棚に『機動戦士ガンダム THE 軍人将棋』が並んだ光景、この異物感は凄まじいものでしたね。
"機動戦士ガンダム" + "軍人将棋" ですからね。その棚だけ空間が歪んでましたね。

この合体事故が先陣を切るというのですから、後に続くシリーズも当然期待できるわけもない‥
と一瞬思ってしまいがちです。私もそうでした。

しかし、そうではないのです。

このシリーズは、むしろこの”合体事故”っぷりを堪能するのが正しい楽しみ方と言えるでしょう!(そうですよね?‥ね?)

しかし、このシリーズが17作も続くとはなぁ。

ガンダムと軍人将棋

ガンダムシリーズの原点であり、一年戦争の地球連邦軍とジオン軍の闘いを軸にした所謂ファーストガンダムが題材となっています。
軍同士の闘いということで、"軍人将棋"にこじつけたのは、ニュータイプでなくとも分かるのですが、肝心の軍人将棋のルールが一般的とは言えません。

簡単に説明しますと、軍人将棋は、将棋に似たボードゲームの一種で、駒として、大将、中将、少将・・・と16種類のコマが用意されています。
プレイヤーはお互いに一手ずつコマを動かして、コマが同じマスに止まった時、決められたコマの強さにより、勝敗が決し(大将 > 中将 等)負けたコマは盤上から排除されます。
これを繰り返し、将棋でいう"王"の位置にある総司令部を占拠(コマを進める)ことでゲーム終了です。
軍人将棋は通常、用いるコマの種類がお互いに分からない状態でゲームが進み、相手のコマが何であるかを推測するところに戦略性があります。
(本作では、相手のコマ種類が見えないのは、ミノフスキー粒子が濃いからと設定されている)
機動戦士ガンダム THE 軍人将棋
このあたりは、ミノフスキー粒子が濃いな‥


『機動戦士ガンダム THE 軍人将棋』の場合、このコマが、一年戦争時のモビルスーツとして割り当てられており、

大将 = ガンダム 大佐 = ジム

といった具合にアレンジされています。

お気づきかもしれませんが、軍人将棋を知らない人、少しかじった人、極めている猛者、どういった人でも、このゲームを遊ぶためには、まず、
各モビルスーツがどのコマに対応しているのかを覚える必要があります。
ガンタンクが少将ガンキャノンが大佐です!覚えましたね?

しかし、このゲームは連邦軍vsジオン軍の闘いであります。
今のは、こちらが連邦軍の場合です。さらにジオン軍の場合も覚えてください。

大将 = シャアザク 中将 = ザクⅡ 大佐 = 旧ザク

となっています。覚えましたか?
このゲームをまともにプレイしようとすると、両軍16種類×2 = 32種類
お互いのコマがどのモビルスーツに対応しているかを理解していないといけないのです。(機雷は両軍共通。戦車、戦闘機は見た目で分かるが‥)

軍人将棋にガンダムを組み合わせることでこんな弊害が出るとは‥

軍人将棋好きは楽しめる

ボードゲームをTVゲームとしてプレイする場合、一番のメリットは、対戦相手を用意する必要が無く、一人でプレイ出来る事だと思います。
もちろん本作も例外ではなく、対戦相手に加えて、ルールによっては審判が必要になる軍人将棋において、このメリットは意外と大きいのかもしれません。
操作性も悪くないので、軍人将棋ファンにとっては普通に楽しめる作品です。(モビルスーツとコマ種類の関係さえ覚えてしまえば)

字幕+一枚絵程度ですが、ストーリーモードとして、連邦軍とジオン軍それぞれの物語が用意してあったり、
コマがぶつかり合った時、モビルスーツ同士の戦闘描写があったりと、
ガンダムファン向けの演出も用意されています。

「メインはキャラクターで、ゲームはおまけです」というこの時代におけるキャラゲーのイメージを象徴するような売り方ですが、
ある意味、実直にキャラゲーの王道を往っている感じに清々しささえ覚えるゲームでしたね。(皮肉じゃなくて)
機動戦士ガンダム THE 軍人将棋 ゲームオーバー


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